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ワインとアロマ【ラクトン】

ワインを学ぶ上で欠かせないのが香りの表現。


最近、体系的にワインを学ぶことになり、改めて「芳香成分」に着目して考察をする機会が増えました。



香りの科学といえば、私はアロマテラピーの「芳香成分」としての学びからスタートしていますが、接点があるようでないようで、やっぱりある!ということが面白く、今までは科学の分野は苦手だったのに、少しずつですがもっと知りたいと思えるようになってきました。


聞き慣れた言葉も、使い方や世界が変わると印象が違うことを改めて認識するようになりました。





さて、アロマテラピーでいう芳香成分の【ラクトン】類は、少し扱い注意のグループとして勉強しました。


皮膚刺激があったり、皮膚感作の恐れがあったり、、、光毒性の可能性があったりというグループです。

有名な芳香成分はジャスミン(Jasmine officinaleに含まれる「ジャスミンラクトン」や、ベルガモット(Citrus bergamia)に含まれるフロクマリン類の「ベルガプテン」などですね。


それと、ヴァニラ(Vanilla planifolia)、ベンゾイン(Styrax tonkinensis)、トンカビーンズ(Dipterix odorataなどに含まれる「クマリン」もラクトン類のひとつです。

この、「クマリン」はいわゆる「桜餅の香り」と表現される甘い香りです。


【ラクトン】類は分子量が大きいため、圧搾法で得られる精油に多く含まれるとのことで、なるほど、柑橘類やマメ科のこれらの精油は納得です。


なお、精油としての【ラクトン】類の作用としては解熱・鎮静・血圧降下、抗炎症、粘液調整等が挙げられるようです。






ワインに話を戻しますと、ワインでいう【ラクトン】は基本的に甘い香りとして認識されています。


いわゆる「樽香(たるこう)」と言われるバニラ、ココナッツ、キャラメル、ヘーゼルナッツ、バタースコッチ、バター、パン、モモ、はちみつなど・・・






こういった香りは第2アロマや第3アロマと言われるもので、発酵過程や熟成過程に発生する香りですね。


複雑性があり、比較的ボディがありボリューミーだったり温かみを感じるワインを表現するときによく使われる香りのグループという印象があります。




アロマテラピーでは、【ラクトン】類=ベルガプテン が有名なので、【ラクトン】=甘い香りというイメージはなかったのですが、「クマリン」もラクトン類のひとつと知るとなるほど納得がいきました。




こうして、アロマテラピーとワインをリンクして香りを覚えていくと、またひとつ深く知識が増えた気がします。


ワインのアロマ、奥が深いです!

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